落ち葉・剪定枝を利用した自家製堆肥の生産自粛の見直しについて

　福島第一原子力発電所事故による放射性物質効果の影響を受け、堆肥等が高濃度の放射性物質を含有する可能性があることから、国は、平成23年8月1日付けで、堆肥等に含まれる放射性セシウムの暫定許容値を以下のとおり設定しました。
・堆肥等に含まれる放射性セシウムの暫定許容値…400Bq／Kg

　国において、平成23年8月5日付で、東京都を含む17都県における腐葉土および剪定枝堆肥の生産、出荷および施用を自粛するよう通知が出され、また、都内においては、一部の腐葉土および剪定枝堆肥から暫定許容値を超える放射性セシウムが検出されたことなどを受け、東京都は、平成23年12月1日付けで都内農業者の皆さんに、ご自分の農地以外の落ち葉・剪定枝を原料とした堆肥の生産および施用を見合わせるよう、お知らせしていました。
　その後、福島第一原子力発電所事故から9年が経過した令和2年に、放射性セシウム濃度が十分に低下した地域もあることから、暫定許容値を超える堆肥が施用されることがないよう、東京都の指導の下で適切に管理することを条件に、全ての生産者による堆肥の生産と施用が可能となりました。