高血圧
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更新日:2024年7月3日
高血圧とは
血圧とは、血管の中を流れる血液が血管の壁に与える圧力のことです。
血液は心臓のポンプ作用によって全身の血管に押し出されていきます。
心臓が収縮して血液を送り出すときに血圧が最も大きくなり、この時の血圧を「収縮期血圧」(上の血圧)といいます。逆に心臓が拡張するときの血圧は最小となり、この時の血圧を「拡張期血圧」(下の血圧)といいます。下図で1度高血圧以上に該当すると高血圧と診断されます。
血圧は、運動や緊張その他の原因により変動しますが、中には病気が原因で血圧が上がることがあります。また、高血圧を長期間放置すると、動脈硬化を促進し、脳血管疾患や心疾患等の重大な病気につながることがあります。
高血圧はわが国で最も患者数の多い病気で、現在約4,300万人の患者がいると推定されています。
高血圧の診断について
診察室血圧と家庭血圧
- 診察室血圧とは、自宅以外で測定する血圧のことです。
- 家庭血圧とは、自宅で測定する血圧のことです。
高血圧の判定では、家庭血圧の値のほうが優先して用いられます。
診察室血圧の基準値
- 正常血圧:収縮期血圧120未満 かつ 拡張期血圧80未満
- 正常高値血圧:収縮期血圧120から129 かつ 拡張期血圧80未満
- 高値血圧:収縮期血圧130から139 かつ/または拡張期血圧80から89
- 1度高血圧:収縮期血圧140から159 かつ/または拡張期血圧90から99
- 2度高血圧:収縮期血圧160から179かつ/または拡張期血圧100から109
- 3度高血圧:収縮期血圧180以上かつ/または拡張期血圧110以上
- (孤立性)収縮期高血圧:収縮期血圧140以上かつ90未満
家庭血圧の基準値
- 正常血圧:収縮期血圧115未満 かつ 拡張期血圧75未満
- 正常高値血圧:収縮期血圧115から124 かつ 拡張期血圧75未満
- 高値血圧:収縮期血圧125から134 かつ/または拡張期血圧75から84
- 1度高血圧:収縮期血圧135から144 かつ/または拡張期血圧85から89
- 2度高血圧:収縮期血圧145から159かつ/または拡張期血圧90から99
- 3度高血圧:収縮期血圧160以上かつ/または拡張期血圧100以上
- (孤立性)収縮期高血圧:収縮期血圧135以上かつ85未満
家庭血圧の目標値
家庭血圧の目標値は、年齢により異なります。
- 75歳未満の方は、収縮期(最高)血圧125mmHg未満、拡張期(最低)血圧75mmHg未満
- 75歳以上の方は、収縮期(最高)血圧135mmHg未満、拡張期(最低)血圧85mmHg未満
※注釈:血圧が高い場合の一般的な目安です。
※注釈:合併症の有無により目標値は異なります。
血圧の正しい測り方
血圧計の選び方や測定方法について記載しています。
高血圧を予防するには
高血圧を予防するには基本的な食生活や運動などの生活習慣を見直すことが大切です。
高血圧を含めた生活習慣病予防に関する情報を紹介しています。
高血圧を予防する区の事業・サービス
練馬区では、高血圧の予防重症化を防ぐための取組みとして健康相談や講座を実施しています。
健康に関する相談を6か所の保健相談所でお受けしています。
各保健相談所で実施している、「生活習慣病予防教室」と「赤ちゃんと一緒にエクササイズ(子育てパパ・ママの健康講座)」のご案内です。
参考文献・関連情報(外部リンク)
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