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4 都市農業の振興と農地の保全

ページ番号:334-275-091

更新日:2010年2月1日

現状と今後の動向

 練馬区には、23区内で最も広い333.76ヘクタール(平成12年1月1日現在)の農地、707軒(平成12年8月1日現在)の農家があり、都内最大の出荷高であるキャベツをはじめ、いろいろな野菜、花卉、植木、果樹等多様な農産物が生産されています。

 販売形態では、直売やスーパーマーケット、小売店、学校等への出荷が市場への出荷を超え、都市型農業経営が広がっています。

 しかし、農地面積、農家戸数とも年々減少傾向にあり、1戸あたりの耕作面積も緩やかに小規模化しています。また、農業従事者が高齢化し、農作業の担い手が不足するようになっています。

 このような中で、平成11年(1999年)7月には食料・農業・農村基本法が成立し、初めて都市農業が国の農業施策に位置づけられました。今後、国も都市における農業生産に対する支援を展開していくものと期待されます。

 農地については、従来から環境保全・景観形成・防災等、その多面的機能の活用が注目されてきましたが、農地の本来的機能である新鮮な農産物を生産・供給する場所としても、積極的に農業の振興を図っていく必要があります。

 また、食品の安全性の視点から消費者の有機農産物への関心や要望が高くなっており、着実に広がりつつある有機・減農薬農業への取組をより一層推進していく必要があります。

 さらに、都市農業を発展させ、農地を保全するためには、区民の理解と協力が不可欠です。農園は、区民に人気の高いレクリエーションを提供する一方、農業に対する理解と愛情を深める役割を担っています。

 近年、農園に対するニーズは、年齢、性別、仕事、家族状況等によって多様化しています。それらに対応して、平成8年度(1996年度)に始めた農業体験農園事業は、区民の人気を集めるだけではなく、農業経営の新しい形態として全国的にも注目されています。

 今後は、これまでの農園事業も含め、新たな農とのふれあい事業の体系を整備していく必要があります。

農家数等の推移

施策の方向

(1)農業振興の推進

(1)農業振興計画の推進
 平成11年度(1999年度)に策定した「練馬区農業振興計画」に基づき計画の実現に向け、事業を推進します。

(2)区民との連携の推進
 区民と連携した農業・農地施策の推進を目指し、計画の進行状況の確認や内容の見直しを行います。また農業懇談会の設置、農業フォーラムの実施等のほか、インターネットを活用し、農業者、消費者、JA、区との継続的な協力関係を確立します。

(3)農業関係税制の改善
 安定した農業経営を継続していくためには、農地税制の改善が必要であり、相続税納税猶予制度(租税特別措置法関係)の拡大や固定資産税・都市計画税の軽減を国や東京都に要請します。

(4)生産緑地追加指定・制度改善
 都市計画部門と連携して、生産緑地の追加指定を積極的に進めるとともに、市民農園整備促進法に基づく市民農園および災害時の避難場所や応急仮設住宅に利用する場合等の公共・公益に供された場合についても、買取申出が行えるよう特例措置を追加することを国に要請します。

(2)都市型農業経営の確立と安定化

(1)直売施設整備の推進
 区内産農産物の区内消費を拡大するために、共同直売所および自宅前直売所の整備を支援します。

(2)施設園芸の推進
 農業経営の安定化、直売施設の端境期対策、生産性の向上等を推進するため、温室等の施設整備を支援します。

(3)地場農産物の育成
 都市に適した農業の定着化をめざし、練馬産農産物への評価を高めるために、優良種子の購入や土壌改良・病害防止に対する助成を充実します。また、練馬大根の栽培を促進する等、練馬のブランド農産物の育成を推進します。

(4)多様な販売形態の拡充
 安定的な市場出荷体制を確立するとともに、消費者に隣接したメリットを生かし、区内青果小売店や学校給食等多様な販売形態の拡充を図ります。

(5)有機・減農薬農業の推進
 東京都有機農産物等認証制度に基づく認証農家を計画的に区内全域に拡大していきます。

 優良堆肥や減農薬資材の使用を促進するための支援を充実するとともに、みどりのリサイクルや学校給食の生ゴミ堆肥化等の事業と連携して有機農業を推進します。

(6)農業後継者・後継者団体の育成
 後継者および後継者団体の育成を図るとともに、若手農業者相互の交流・仲間づくりを推進します。

(7)高齢化・担い手不足対策の推進
 農作業ヘルパーの活用等を検討するとともに、省力で生産・収穫ができる農産物への転換を推進します。

(3)農地の多面的機能の活用

(1)環境・景観保全やみどりの保全としての農地の活用
 環境・景観施策やみどりの保全策において、農地の役割を位置づけ農業振興策と連携した取組を実施します。
 また、良好な景観を形成し、周囲の環境と調和した農地の整備を進めるための支援を充実します。

(2)農業によるリサイクルの推進
 生ゴミ堆肥化等リサイクル施策に農業の役割を位置づけ、地域資源循環型まちづくりを推進します。

(3)防災における農地・農業の活用
 防災計画の中に農地・農業の役割を位置づけ、農業振興策と連携した取組を実施します。

(4)農業の教育・福祉的機能の活用
 教育・福祉施策の中に農業や農的環境を位置づけ、農業振興施策と連携した取組を実施します。

(4)農とのふれあいの推進

(1)ふれあい農業事業の充実
 農産物の収穫や農家との交流を通じ、都市農業への理解が深まるよう、野菜ウォークラリーやふれあい農園を実施します。

(2)農業体験講座の開設
 時間的理由等で農園事業を利用できない区民が、手軽に農業に親しめるよう短期の農業体験講座を開設します。

(3)品評会・展覧会の実施
 栽培技術の向上や優良品種の普及に寄与するとともに、展示・即売を通じて区内産農産物を広く区民にPRできるように品評会・展覧会を実施します。

(4)区民農園の整備
 区民が土に親しみながら生産の喜びを味わい、農業に対する理解と愛情を深められるように区民農園を整備し運営します。

(5)市民農園の整備
 区民に余暇活動の場の提供や良好な都市環境の形成と農地の保全を図るため、市民農園を整備し運営します。

(6)農業体験農園の拡充
 農家の指導により、野菜づくりを楽しめる体験農園は利用者の人気も高く、農業経営としても利点があります。今後も引き続き整備を推進します。

(7)新たな形態の農園の設置
 多様化する区民ニーズに応えるため、継続して利用できる農園の設置や利用者の自主管理運営による農園の設置等を検討します。

施策の体系

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計画事業

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お問い合わせ

企画部 企画課  組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
この担当課にメールを送る(新しいウィンドウを開きます)新規ウィンドウで開きます。

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