避難拠点の活動紹介(大泉小学校)
ページ番号:804-989-421
更新日:2016年8月4日
様々な団体の参加・協力をいただきました
平成26年8月31日(日)、区立大泉小学校では「お年寄りから子どもたちまで、地域のみなさんが一緒になって、防災を身近に感じてもらえる」ことをテーマに、防災フェスタが開催されました。
会場には防災関係機関・協定団体の協力による広報ブースや車両の展示、起震車による地震体験や、消火器等による初期消火体験、歩行が困難な方を高層階から救助するための階段用避難車の乗車体験、といった体験型訓練コーナーなどが設置されました。
また、当日は大泉小学校避難拠点運営連絡会の協力のもと、避難拠点で行われる活動をテーマとした訓練が実施されました。当日行われた避難拠点の活動についてご紹介します。
避難拠点の活動紹介冊子の配布
大泉小避難拠点の活動を紹介した冊子です
参加された方々に避難拠点を知っていただくため、これまでの活動を紹介する冊子を作成し配布しました。
冊子につきましては以下のPDFデータをご参照ください。
大泉小学校避難拠点案内冊子(全8ページ)(PDF:2,754KB)
避難所体験コーナー(間仕切り・女性用更衣室・授乳室)
体育館内で避難生活を送ることとなった場合をイメージし、間仕切りを設置するとともに、備蓄された毛布を敷きました。
間仕切りは、発災当初から自前での調達ができるよう、段ボールを活用して自作しました。
また、過去の災害では、避難所に女性の更衣室や授乳室がなく苦労をされた話などが報告されていたため、体育館内に更衣室・授乳室を設けました。
模擬開設だったのですが、当日は実際に授乳室として使用されたとのことです。
段ボールでつくられた間仕切り
女性用の更衣室
カレーライスの炊き出し
カレーライスを提供している様子
カレーライスの炊き出しを行いました。
食材の肉や野菜は地域の事業者やJAから調達し、米は備蓄食料のアルファ米を使用しました。準備した8つの鍋のそれぞれに担当者を設け味付けをお任せしました。
800名への給食を見込んでおりましたが、実際には1000名近い方々への配給を行いました。
ゴミの分別収集
ゴミの集積場所(鉄棒スペースに仕切りをつけました)
災害時はガレキなどの災害ゴミが大量に発生し、一般ゴミの回収が遅れることも考えられます。当日はなるべくゴミを出さない訓練とすることを目標としました。
カレーの容器などのゴミは休憩コーナーごとに回収し、容器はなるべく重ねて集めた上で、計画上の集積場所に集めることを計画しました。
また、カレーの容器は再利用もできるようにラップで包むなどを工夫しました。
実際にやってみることで、ラップは完全に包まないと容器の再利用は難しいこと、参加者の多さに対してゴミの回収コーナーが小さく目立たなかったことなどの課題に気付きました。
備蓄資器材の紹介・操作体験コーナー
発電機・灯油バーナーの操作体験コーナー
避難拠点に備蓄している物資をテントに並べて紹介するとともに、発電機や灯油バーナーを実際に操作してもらう体験コーナーを設けました。
ペット対策紹介
ペット(ぬいぐるみで代用)を入れたケージを設置しました
練馬区では、災害時にはペットも同行して避難ができることとしています。
大泉小では、大型犬などはプール敷地、小型犬や猫などは昇降口、爬虫類は鳥小屋に集めることを計画しており、練馬区獣医師会の協力のもと、ペット集合場所の模擬開設を行いました。
大泉小の受け入れ計画を案内した当日の配布資料「ペット同行避難のしおり」は以下を参照してください。
高齢者体験
ボランティアの協力により高齢者体験用の器具を装着している様子
ご高齢の方には「見ること」「聞くこと」「動くこと」などが不自由な方も多く、避難所では特に配慮が必要となる可能性があります。
こうした状況を体感することで、実際時の配慮につなげることができるよう、当日は、アイマスクや器具を利用した高齢者の疑似体験キットを活用し、高齢者体験コーナーを設けました。
参加された方からは「思っていたよりも視野は狭く、体が重くて歩きにくいのが分かって、貴重な体験をしました」などの感想をいただきました。
ボランティア対応とボランティア体験
災害時に多くの方々を支援するためには、避難拠点に集まった方々からも協力をいただき、「支援の担い手」を増やすことも重要です。
当日は、日頃は避難拠点運営連絡会に加入されていない方々からもボランティアとしての協力をいただき、炊き出しやゴミの回収などを行いました。
また、当日集まられた訓練見学者の方々に対しても、放送設備等を利用したボランティア協力の呼びかけも行いました。
情報連絡訓練・臨時区報の掲示と配付
臨時区報を配布しました
当日は校内放送を活用し、炊き出しの配給やボランティア募集などの情報提供を行いました。
また、区が行った臨時区報の発行訓練に協力し、届けられた臨時区報を掲示板に掲示するとともに、来場者への配布を図りました。
地域の防災訓練等にご参加ください
今回の訓練では、ねり丸とキュータくんが応援にきてくれました
今回ご紹介した取り組みは、大泉小学校での取り組みであり、地域の避難拠点により対応は様々です。
是非、お近くで開催される訓練等に参加をいただき、地域の避難拠点について知っていただきたく思います。
地域で行われる防災訓練につきましては、「ねりま減災どっとこむ」の防災訓練のスケジュール表なども参考にしてください。
ねりま減災どっとこむ トップページ(外部リンク)(外部サイト)
「ねりま減災どっとこむ」は、減災・防災活動を促進するための様々な情報を掲示したホームページです。
練馬区防災課と(株)エムビーディーとの協定により設けられています。
PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ
お問い合わせ
危機管理室 区民防災課 区民防災第二係
組織詳細へ
電話:03-5984-2605(直通)
ファクス:03-3993-1194
この担当課にメールを送る
このページを見ている人はこんなページも見ています
法人番号:3000020131202
練馬区 法人番号:3000020131202