スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチの習性と見分け方
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更新日:2018年12月6日
スズメバチ(特徴と注意点)
オオスズメバチの個体(体長約36mm)
体長30ミリメートル超と、日本では最も大きなハチの一つで、ケムシやアオムシを食べ、樹木の害虫をエサとしています。しかし、巣を守る本能が非常に強いため、興奮すると人を攻撃することがあり、注意が必要です。
巣の特徴
(初期・5月頃)
樹木の枝や家屋の軒下に巣を作り始めます。
とっくりを逆さにした形が特徴で、巣の材料にした木材の種類によって、まだら模様やしま模様があらわれる場合もあります。
通常、1匹ないし数匹のハチが出入りしています。
(全盛期・9~10月)
左の写真のように、直径20~30センチメートルの大きさになって巣の出入り口が一か所でき、そこから多くのハチが出入りするようになります。
また、スズメバチは冬を越すことはできません。
アシナガバチ(特徴と注意点)
写真1(作り始め(5月頃)の巣)
写真2(初夏の巣)
セグロアシナガバチの個体(体長約20mm)
体長約20ミリメートル程の、スズメバチよりも小型で細身なハチで、体長の割に長い後肢を持っています。
アシナガバチは、人家の周囲でも軒先や庭木の枝先など、いろいろなところに巣を作りますが、巣に近づいたり、巣を刺激したりしなければ、人を刺すことはありません。
巣の大きさは、作り始めの時期(写真1)で4~5cm、勢いが盛んな初夏(写真2)で10cm程度、秋にかけてはもっと大きくなっていきます。
アシナガバチは害虫退治の名人で、緑を食い荒らす害虫を幼虫のエサとしています。
生活に支障がない高い所や近隣に迷惑がかからない場所でしたら、巣の命は1年ですので、できるだけそっとしておいてください。
やむを得ず巣を駆除する必要がある場合は、下記のリンク先をごらんください。
巣の特徴
- 巣は、六角形の穴がたくさんあって、下か横をむいています。
- アシナガバチは冬を越すことはできません。
- 巣の色は、白色系・灰色系で、少し薄い茶色が混ざっている場合があります。
- 巣はいたる所に作ります。(軒下や樹木・生垣・外壁・ベランダの洗濯機の裏側やエアコンの室外機等)
ミツバチ(特徴と注意点)
農業では、果物や花卉など作物の受粉に広く用いられる益虫です。人を襲うことはほとんどありませんが、つまんだりすると刺されることがあります。
巣と間違いやすいハチのかたまり(分蜂)
3月終わりから5月中旬にかけて巣分かれをします。この時期に、巣分かれしたハチの群れが集まって、軒下や庭木に20~30センチメートルほどの大きさでハチの固まりをつくることがあります。
これは「分蜂(ぶんぽう)」といい、早ければ数時間、長い場合でも数日間でほかの場所へ移動します(これ以上とどまった場合には、その場所で巣を作り出すことが多いようです)。
分蜂したハチの群れを保護して、養蜂に活用しているNPO団体もあります。ハチの群れが長時間とどまる場合には、03-5984-2485までご連絡いただければ、こうした団体をご紹介します。
分蜂
お問い合わせ
健康部 生活衛生課 環境衛生監視担当係
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電話:03-5984-2485(直通)
ファクス:03-5984-1211
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