練馬区名誉区民の顕彰(平成20年11月5日)
ページ番号:337-235-251
更新日:2023年2月22日
区では、5名の方を練馬区名誉区民に選定しました。今回選定した名誉区民は、植物学者の牧野富太郎(まきのとみたろう)氏、元区長の田畑健介(たばたけんすけ)氏、岩波三郎(いわなみさぶろう)氏、狂言師の野村万作(のむらまんさく)氏、漫画家・アニメーション作家の松本零士(まつもとれいじ)氏です。いずれの方々も社会の進展に卓絶した功績があり、区政の進展または区民の生活および文化の向上に貢献され、広く区民の尊敬を得ています。
練馬区名誉区民 生年月日順 (敬称略)
故 牧野 富太郎 (まきの とみたろう)
【略歴】
文久2年(1862年)生まれ。独学で植物学を学び、植物分類学の世界的権威と評されている。昭和26年、第1回文化功労者に選ばれる。没後、文化勲章を受章。著書に「牧野日本植物図鑑」「日本植物志図篇」など。関東大震災後に移住され、亡くなるまで住んでいた東大泉の自宅は、没後、練馬区立牧野記念庭園として開放され、今日も多くの区民に利用されている。
故 田畑 健介 (たばた けんすけ)
【略歴】
大正10年(1921年)生まれ。昭和48年10月から昭和62年4月まで区長に就任。「練馬格差」の解消を最重要課題に掲げ、区政運営に取り組んだ。昭和52年、「緑に囲まれた静かで市民意識の高いまち」を基本目標とする練馬区基本構想を策定した。また、練馬駅北口カネボウ跡地の活用、光が丘地区の開発・公的病院の誘致などに尽力した。
故 岩波 三郎 (いわなみ さぶろう)
【略歴】
大正11年(1922年)生まれ。昭和62年4月から平成15年4月まで区長に就任。「練馬格差」を解消し、区をさらに発展させた。特に医療基盤の整備に力を入れ、順天堂大学医学部附属練馬病院の誘致などを実現した。また、練馬春日町駅西地区などの再開発事業の推進や、市民農園の創設などに尽力した。平成25年6月4日逝去。
野村 万作 (のむら まんさく)
【略歴】
昭和6年(1931年)生まれ。祖父・故初世野村萬斎と父・故六世野村万蔵に師事し、3歳で初舞台。以来、国内外で精力的に活動し、狂言の普及に貢献されている。平成19年には人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定された。平成24年に旭日小綬章を受章され、平成27年には文化功労者に選ばれた。平成23年より練馬文化センター名誉館長。毎年、同センターで狂言公演を開催するほか、平成28年から開催している「みどりの風 練馬薪能」への出演など、現在も区民文化の向上に貢献されている。
故 松本 零士 (まつもと れいじ)
【略歴】
昭和13年(1938年)生まれ。昭和49年連載開始の漫画「宇宙戦艦ヤマト」は、テレビアニメとして制作・放映され、アニメブームを巻き起こした。平成13年に紫綬褒章、平成22年には旭日小綬章を受章されている。代表作に「男おいどん」「銀河鉄道999」など。平成27年に大泉アニメゲートへ「銀河鉄道999」の星野鉄郎・メーテルのモニュメントを設置した際の協力や、区のアニメイベントでトークショーに出演するなど、区の事業に貢献された。令和5年2月13日逝去。
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