参加都市の紹介
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ページ番号:655-686-390
更新日:2022年6月6日
世界都市農業サミットには、世界から5都市が参加します。各都市の都市農業と参加者をご紹介します。
ニューヨーク
社会の課題を都市農業で解決する
ニューヨークでは、「グリーンサム」というコミュニティ農園事業を行っています。1970年代の市の財政危機の際に放棄された敷地を、市民が安全で清らかな場所にするために農園をつくり始めたのがきっかけです。
市内には約550の農園があり、市は資材の提供などを行い、管理はボランティアが行っています。コミュニティ農園では、教育ワークショップや利用者の交流イベントが行われています。
【ワグナーハウス農園】
公営住宅の住民のうち、就学していない18歳から24歳までの若年層向けに就農トレーニングに関するプログラムを実施しています。公営住宅の住民から残菜などを提供してもらい、肥料づくりも行っています。
ニューヨークからの参加者
ロンドン
オリンピック・パラリンピックを機に2012か所の農園を開設
ロンドンでは、2006年に食糧戦略を策定しました。農産物の栽培を通じて、雇用確保や健康の増進、多様な人種間の理解の促進、犯罪率の低減などを目指しています。
また、市内のコミュニティに実践的および経済的支援を提供して、市民の食糧栽培と土地の取得を援助する「キャピタル・グロウス」という取組では、2012年のロンドンオリンピック・パラリンピックを契機に2012か所の農園開設を目指しました。現在では、その数約2700か所まで増えています。
【リージェンツ・パーク市民農園】
リージェンツ・パークは総面積約20平方キロメートルの歴史ある王立公園で、美しい公園、子ども用運動場等があり、市民の憩いの場となっています。その敷地内にある市民農園では、キャピタル・グロウスよる様々な食糧栽培の教育イベントが実施されています。
ロンドンからの参加者
ジャカルタ
急激な都市化に対抗し強靭な都市を目指す
急激な経済成長を続けるジャカルタでは、開発により水田が激減し、気候変動や洪水の多発など深刻な問題を抱えています。市街地の路地ではポット栽培が盛んです。
環境問題に負けない強靭な都市にするため、緑や農地を創出することはジャカルタの目標の一つです。
【ガンヒジョウ】
ガンヒジョウとは路地の緑化活動のこと。主にハーブ類がポッドで栽培されています。運営は地域の住民を中心に行われ、州政府は専門的なコンサルティング、種や栽培用ポッドの提供を行っています。
ジャカルタからの参加者
ソウル
都市に失われた農的なものを取り戻す
韓国は日本より4年早く都市農業の振興に関する法律を制定しました。ソウルにおける都市農業は、市民が屋上や裏庭等を活用した園芸活動や週末に郊外にある市民農園で行う活動が中心です。
また、2012年から農地ツアーや事例発表等で構成される「ソウル都市農業万博」を開催しています。
【蘆原区(ノウォンク)チョンス農場】
蘆原区(ノウォンク)にある週末体験農園(市民農園)で、450区画が用意されています。園内には約1000本の梨の木が植えられており、春にはお花見を兼ねた音楽演奏イベントも開かれています。
ソウルからの参加者
トロント
異文化理解の促進
トロントは海外からの移民の割合が市民の約半数という多民族で構成されている都市です。移民の中には地域コミュニティに溶け込むきっかけを必要としている人がいます。トロントのコミュニティファームは利用者の交流を通じて移民の孤立を防いだり、異文化の理解促進につなげるねらいがあります。
【ブラッククリーク・コミュニティファーム】
ブラッククリーク・コミュニティファームは、多様な人種の利用者の学びと交流の場となっています。様々な伝統野菜や利用者の故郷の農産物などをプレートで紹介しながら栽培しており、子どもたちがキャンプできるようなスペースも設けられています。
トロントからの参加者
お問い合わせ
都市農業担当部 都市農業課 事業調整担当係1
組織詳細へ
電話:03-5984-1498(直通)
ファクス:03-3993-1451
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法人番号:3000020131202
練馬区 法人番号:3000020131202