狂言師　野村万作さんが練馬文化センター名誉館長に就任

　練馬文化センターは、昭和58年に開館して以来、区の文化芸術発信の中心的な存在として、多くの皆様に愛されてきました。
　区は、今後とも文化芸術の振興をより一層図っていくため、平成23年1月、練馬区名誉区民であり、また人間国宝でもある、狂言師の野村万作さんを練馬文化センター名誉館長にお迎えいたしました。
　野村万作さんは、狂言界の第一人者として長年ご活躍され、また現代劇との交流など新しい試みにも積極的に取り組まれています。
　練馬文化センターにおいては、落成記念公演以来、現在まで毎年、狂言・能の公演をおこなっています。
　これらのご経験から、区の文化芸術の振興への助言や、子どもたちの豊かな感性を育てる公演や狂言教室など、区とともに様々な取組にご協力いただきます。

　狂言師。昭和6年（1931年）生まれ。練馬区在住。
　祖父・故初世野村萬斎と父・故六世野村万蔵に師事し、3歳で初舞台。
　以来、長年にわたり国内外で狂言普及に貢献、現在に至る狂言隆盛の礎を築く。
　芸術祭大賞、日本芸術院賞、紫綬褒章など受賞歴多数。
　重要無形文化財保持者（人間国宝）。練馬区名誉区民。

　野村万作さん所蔵の狂言装束や著書などを展示し、狂言をより深く、わかりやすくご紹介しています。
　【場所】　練馬文化センター1階ロビー（無料・常設）