議決

　表決の結果として得られる議会としての意思の決定を「議決」といい、対象となる事項、事柄により、いろいろな形態があります。主なものとしては、可決、否決、修正、同意、承認、認定、採択、不採択などです。予算や条例、意見書、決議などは「可決」、専決処分の報告は「承認」、決算は「認定」、副区長、教育長などの人事は「同意」、請願・陳情は「採択」、「不採択」と使い分けます。
　提出された議案は、本会議で提出者から提案理由の説明をうけたあと、委員会に付託され審査を行います。（ただし、人事案件など、議案によっては委員会の審査を省略して本会議で即決することもあります）。委員会審査が終わった議案は、委員長からその結果が議長に報告され、本会議で議会の意思を決定（議決）します。
　議決する事項は、地方自治法に定められており、その主なものは、つぎのとおりです。

• （1）条例を制定、改正、廃止すること
• （2）予算を定めること
• （3）決算を認めること
• （4）区の税金、使用料、手数料などに関すること
• （5）1億8千万円以上の工事や製造の契約を締結すること
• （6）副区長、教育長、教育委員会委員、監査委員などの選任に同意を与えること
• （7）その他、法律や条例などにより議会の権限とされていること