産経新聞に対して記事の訂正を申し入れました

　産経新聞（3月24日付け朝刊都内版）に、当区の区立平和台保育園の委託に関する記事が掲載されました。その記事中に、以下のとおり、明らかに事実と異なる表現等がありました。
1　「認可保育園の民間委託延期」という見出しは事実と異なります。
　延期した準備委託は、区による運営を続けながら事業者が運営業務委託への準備を行うためのものであり、運営業務委託とは異なるものです。
2　「園長候補者が相次ぎ辞退」という見出しは事実と異なります。
　最初の園長候補者は、病気により業務が遂行できなくなったものであり、事業者から候補者の変更の申し出があったものです。したがって、辞退が相次いでいるという表現は、複数の園長候補者から断わられたように誤解されることとなり事実と異なります。
3　「区内6か所目の民間委託」の個所数が異なっています。
　17・18年度の委託した園が個所数には入っていません。正しくは、9か所目です。この点につきましては、区の説明が十分ではなかったものです。
4　「候補者になってから中傷が相次いだという。」という表現は用いておりません。
　個人の経歴や能力について、いろいろな形で取り上げられており、そのことでご本人が大きな衝撃を受けたという説明をしました。
　この候補者の方のことでは「中傷」という表現を用いてはいません。
5　「区は『これだけさまざまなことが起こり、事業者の再選定もありえる』としており、事業者選定を最初からやり直す可能性もでている。」という回答はしていません。
　区は、「事業者選定を最初からやり直す可能性」については、答えていません。

　また、あわせて当区の保育の考え方についての取材はなく、保育園の運営業務委託における準備委託の内容についての言及がなかったことについても大変遺憾です。
　このように、掲載された記事については、区民や保護者に著しい誤解を与えかねないものと考え、記事の訂正を申し入れました。