練馬区の教育ICTについて

　練馬区では、教育と子育てそれぞれの分野における施策の目標や取組の方向性を体系的に整理した「練馬区教育・子育て大綱」において、「夢や目標を持ち困難を乗り越える力を備えた子どもたちの育成」を目標として掲げています。

　子どもたちが困難を乗り越え、様々な課題を解決するためには、基礎的・基本的な知識や技能を確実に身に付けるとともに、GIGAスクール時代の「新しい学び」の在り方を念頭に、 教育委員会と学校がICTを活用して子どもたちのどのような力を伸ばしていくのかについて共通の認識をもち、一丸となって取組を進めています。

　情報活用能力とは、世の中の様々な事象を情報とその結び付きとして捉えて把握し、情報および情報技術を適切かつ効果的に活用して、問題を発見・解決したり自分の考えを形成したりしていくために必要な資質・能力のことです。

　平成29年3月に改訂された学習指導要領では、言語能力、情報活用能力、問題発見・解決能力等を学習の基盤となる資質・能力と位置付け、その育成を図るために、教科等横断的な視点から教育課程の編成を図ることとされました。

　情報活用能力を育成するためには、各学校において日常的に情報技術を活用できる環境を整え、全ての教科等においてそれぞれの特質に応じ、情報技術を適切に活用した学習活動の充実を図ることが必要です。

　練馬区では、「情報活用能力#練馬区モデル」を作成し、情報活用能力の育成に取組んでいます。このモデルは、児童・生徒の発達段階を踏まえ、ステップ（学年）ごとに育成を目指す資質・能力と学習内容を体系的に整理しています。

　練馬区ではICT機器を効果的に活用した授業事例をまとめた、「教育ICT実践事例集」を令和4年3月に作成し、各校に配付しました。各校での好事例を共有し、ICT機器を効果的に活用した授業の拡充に取組んでいます。