障害者の住まい方に関する調査報告書 平成29年3月   練馬区 テキスト版で読みあげられる内容は、実際に印刷されている内容とは、若干異なる場合があります。あらかじめ、ご了承ください。 目次 【1】調査の概要、1ページ 1.調査目的、1ページ 2.調査対象、1ページ 3.調査方法、1ページ 4.調査期間、1ページ 5.回収状況と集計数、1ページ (1)回収状況、1ページ (2)障害等の重複状況と集計数、1ページ 6.報告書の見方、2ページ 【2】調査回答者の概要、3ページ 1.調査票の記入者、3ページ 2.年齢、3ページ 3.性別、4ページ 4.障害者手帳の所持、4ページ 5.障害の程度、5ページ 6.医療費助成制度の利用状況、6ページ 7.障害支援区分の認定状況と認定区分、7ページ 8.障害福祉サービスの利用状況、8ページ (1)利用している障害福祉サービス、8ページ (2)生活介護・自立訓練・就労支援・デイケアの通所日数、11ページ 9.医療的ケアの状況、12ページ (1)日常生活を送るための医療的ケアの必要性、12ページ (2)必要な医療的ケア、13ページ 【3】現在の生活状況、14ページ 1.自身の収入源、14ページ 2.現在の就労形態、17ページ 3.自身の1か月の合計収入(生活保護・家族等の収入除く)、18ページ 4.主な生計維持者、21ページ 5.主な生計維持者の年齢、24ページ 6.主な生計維持者の年収、25ページ 7.居住地区、27ページ 8.現在の居住形態、28ページ 9.同居家族と主な介助者、29ページ 【4】住まい方の希望、32ページ 1.希望する住まい方、32ページ (1)全体の傾向、32ページ (2)知的障害者の状況、36ページ (3)精神障害者の状況、40ページ (4)身体障害者の状況、44ページ (5)難病患者の状況、50ページ 2.グループホームに求めるもの、54ページ (1)グループホームの家賃負担の希望、54ページ (2)グループホームの立地条件(周辺環境)について重視すること、57ページ (3)グループホームの入居条件の希望、60ページ (4)グループホームで必要とする支援、63ページ (5)グループホームにほしい共同設備(自由意見)、66ページ (6)グループホーム整備にあたっての希望(自由意見)、68ページ (7)グループホーム入居にあたっての心配ごと・課題(自由意見)、70ページ 【5】地域で生活するための希望、72ページ 1.地域で一人暮らし、または家族と一緒に生活する場合に希望するサービス(自由意見)、72ページ 2.地域で生活する時に困ったこと、73ページ 3.住まいに関する意見・要望(自由意見)、76ページ 資料.調査に使用した調査票、77ページ 【1ページ】 【1】調査の概要 1.調査目的  障害者が住み慣れた地域で安心して生活していくためには、暮らしの基盤となる住まいの確保が不可欠である。障害者の個々の状況によっては、グループホームなど、居住の場の充実が必要となる。  そこで、グループホームへの入居など、障害者自身や家族の将来の住まい方へのニーズを把握し、今後の施策展開の参考とするため、本調査を実施する。 2.調査対象 身体障害者手帳所持者、愛の手帳所持者、自立支援医療制度(精神通院)の利用者、難病医療費助成制度の申請者より抽出(平成28年3月現在) 3.調査方法 郵送配布・郵送回収 4.調査期間 平成28年9月7日(水曜日)から10月17日(月曜日) 5.回収状況と集計数 (1)回収状況 知的障害者は、発送数は2163件、有効回収数は959件、有効回収率は44%。 精神障害者は、発送数は2438件、有効回収数は739件、有効回収率は30%。 身体障害者は、発送数は2251件、有効回収数は1009件、有効回収率は45%。 難病患者は、発送数は1786件、有効回収数は751件、有効回収率は42%。 合計は、発送数は8638件、有効回収数は3458件、有効回収率は40%。 (2)障害等の重複状況と集計数 調査回答者のなかには、複数の障害があるかたがいる。複数の障害があるかたの意見を適切に反映するため、重複障害のあるかたの回答はそれぞれの障害種別に重複して集計している。 重複を含む、集計に用いた件数は、知的障害者は1061件、精神障害者は991件、身体障害者は1200件、難病患者は860件。 【2ページ】 6.報告書の見方 (1)図・表中の「n」とは、その質問への回答者総数(基数)のことである。 (2)回答は、回答者総数を100%として百分率で算出し、小数点第2位を四捨五入している。このため、百分率の合計が100%にならない場合がある。 (3)複数回答の設問では、回答率の合計が100%を超える場合がある。 (4)クロス集計では、属性部分(分析軸)から「無回答」を除いて表示しているため、該当者の合計が総数とならない場合がある。 (5)また、クロス集計の属性部分(分析軸)のうち、回答者総数が少ない場合、掲載を省略している場合がある。 (6)図・表中、スペースの都合上、回答選択肢の一部を簡略化している場合がある。 (7)各設問の説明では、回答者総数が少ない項目は分析の対象から外している。 【3ページ】 【2】調査回答者の概要 1.調査票の記入者 ●調査票の記入者は、「本人が自分一人で記入」は難病患者が8割台、精神障害者が7割台、身体障害者が6割台となっている。知的障害者は「家族または支援者が記入(本人の意向が確認できないため)」が5割近くを占めている。 2.年齢 ●年齢は、知的障害者は「20歳未満」が3割近く、「20〜29歳」が2割半ばと、29歳までで5割を超えており、平均は30歳となっている。精神障害者は「40から49歳」「50から59歳」がそれぞれ2割台と多く、年齢の分布は広く、平均は47歳となっている。身体障害者、難病患者は50歳以上の合計でそれぞれ7割前後を占め、平均はともに60歳近くとなっている。 【4ページ】 3.性別 ●性別は、知的障害者は「男性」が6割を超え、難病患者は「女性」が6割近くとなっている。 4.障害者手帳の所持 ●障害者手帳の所持については、知的障害者、身体障害者は調査対象の条件になっているためほぼ全員が所持している。精神障害者は「もっている」が5割近くとなっている。 【5ページ】 5.障害の程度 ●障害の程度は、知的障害者は「2度」「3度」「4度」がそれぞれ3割台となっている。 ●精神障害者は「2級」が5割を超え、「3級」が4割台となっている。 ●身体障害者の総合級は「1級」が3割を占め、「2級」「3級」「4級」が1割半ばから2割近くとなっている。身体障害の種類は「視覚障害」「聴覚障害」がそれぞれ2割近く、「肢体不自由」「そのた」がそれぞれ3割を超えている。肢体不自由のうち、「下肢機能障害」が6割半ばと多く、上肢機能障害が4割、体幹機能障害が3割となっている。 【6ページ】 6.医療費助成制度の利用状況 ●医療費助成制度の利用状況は、精神障害者の「自立支援医療(精神通院)」の利用、難病患者の「難病医療費助成」の利用は対象の条件のため、100%近くとなっている。 【7ページ】 7.障害支援区分の認定状況と認定区分 ●障害支援区分の認定を「受けている」は、知的障害者で4割、精神障害者で2割近く、身体障害者、難病患者でそれぞれ1割台となっている。 ●認定を受けている人の認定区分は、知的障害者は「区分2」が2割を超え、「区分3」、「区分4」、「区分5」がそれぞれ2割近く、「区分6」が1割台となっている。精神障害者は「区分2」が4割を占めている。身体障害者は「区分1」から「区分6」まで1割から2割と分布しており、「区分6」が2割近くと、たの障害者より多くなっている。難病患者は「区分2」が2割、「区分3」が2割半ばとなっており、「区分5」「区分6」は少なくなっている。 【8ページ】 8.障害福祉サービスの利用状況 (1).利用している障害福祉サービス ●利用している障害福祉サービスは、知的障害者は「短期入所」「生活介護」「就労継続支援」がそれぞれ2割近くとなっており、「いずれか利用している(計)」が6割を超えている。 ●精神障害者は「いずれか利用している(計)」が4割近くと知的障害者に次いで多くなっている。 ●身体障害者は「居宅介護(ホームヘルプ)」が1割となっており、「いずれか利用している(計)」が3割となっている。 ●難病患者は「いずれか利用している(計)」が2割未満と最も少なくなっている。 【9ページ】 ●知的障害者の障害福祉サービス利用について、支援区分別にみると、「同行援護」「行動援護」「短期入所」「生活介護」などは区分が重いほど多く、区分5、6は「生活介護」が7割半ば、「短期入所」が5割を超えている。また、「就労継続支援」は区分1、2、区分3、4でそれぞれ3割を超えている。「いずれか利用している(計)」は区分1、2で8割半ば、区分3、4、区分5、6で9割を超えている。 ●精神障害者の障害福祉サービス利用について、支援区分別にみると、知的障害者と同様、「同行援護」「行動援護」「短期入所」「生活介護」などは区分が重いほど多く、区分5、6は「生活介護」が6割、「短期入所」が4割を超えている。また、「就労継続支援」は区分1、2で2割半ば、区分3、4で3割台となっている。「いずれか利用している(計)」は区分1、2で8割近く、区分3、4で9割近く、区分5、6で100%となっている。 【10ページ】 ●身体障害者の障害福祉サービス利用について、支援区分別にみると、「重度訪問介護」「短期入所」「生活介護」「訪問看護」などは区分が重いほど多く、区分5、6は「生活介護」が4割を超え、「短期入所」が3割台となっている。「居宅介護(ホームヘルプ)」は区分3、4で4割、区分5、6で3割半ばとなっている。「いずれか利用している(計)」は区分1、2で6割半ば、区分3、4で8割近く、区分5、6で9割を超えている。 ●また、障害の種類別にみると、視覚障害で「同行援護」が1割半ば、肢体不自由で「居宅介護(ホームヘルプ)」が2割などとなっている。「いずれか利用している(計)」は視覚障害で3割台、聴覚障害で2割近く、肢体不自由で4割半ばとなっている。 ●難病患者の障害福祉サービス利用について、支援区分別にみると、「居宅介護(ホームヘルプ)」「重度訪問介護」「行動援護」「訪問看護」などは区分が重いほど多くなっている。「いずれか利用している(計)」は区分1、2で4割半ば、区分3、4で5割台、区分5、6で9割となっている。 【11ページ】 (2).生活介護・自立訓練・就労支援・デイケアの通所日数 ●生活介護、自立訓練、就労移行支援、就労継続支援、デイケア(病院など)のいずれかのサービスを利用している人の1週間の通所日数は、知的障害者は「週4日以上」が8割を占め多くなっている。 ●精神障害者は「週4日以上」が5割近く、「週3日」が1割半ばとなっており、知的障害者に次いで通所日数が多くなっている。 ●身体障害者は「週4日以上」が3割半ば、「週いちにち」「週2日」「週3日」がそれぞれ1割半ばから2割となっている。 ●難病患者は「週いちにち」から「週4日以上」がそれぞれ2割前後と分布しており、通所日数は最も少なくなっている。 ●身体障害者の通所日数について、障害の種類別にみると、視覚障害は「週いちにち」から「週4日以上」まで比較的分散している。聴覚障害は「週4日以上」が4割、肢体不自由は「週2日」と「週4日以上」がそれぞれ3割近く、そのたは「週4日以上」が4割半ばと多くなっている。 【12ページ】 9.医療的ケアの状況 (1).日常生活を送るための医療的ケアの必要性 ●日常生活を送るために医療的ケアを「必要」と回答した割合は、知的障害者、精神障害者でそれぞれ1割未満、身体障害者、難病患者でそれぞれ1割台となっている。 ●身体障害者について、障害の種類別にみると、肢体不自由で1割半ば、そのたで2割を超えている。 【13ページ】 (2).必要な医療的ケア ●日常生活を送るために医療的ケアを必要とするひとの医療的ケアの内容は、知的障害者は「吸入」、「たん等の吸引」などが多くなっている。 ●精神障害者は「導尿」、「吸入」などが多くなっている。 ●身体障害者は「たん等の吸引」、「経管栄養」などが多くなっている。 ●難病患者は「たん等の吸引」、「経管栄養」、「胃ろう」などが多くなっている。 ●なお、「そのた」については、知的障害者、精神障害者は「服薬・投薬」「注射」などが、また、知的障害者は他に「浣腸・座薬」などが挙げられている。身体障害者、難病患者は「人工透析」「人工呼吸器」「酸素療法」「カテーテル」「注射」などが、また、身体障害者は他に「ストーマ(人工肛門等)」などが挙げられている。 【14ページ】 【3】現在の生活状況 1.自身の収入源 ●現在の収入は、「就労による収入(工賃を含む)」は知的障害者で5割、精神障害者、難病患者でそれぞれ4割、身体障害者で3割近くとなっている。 ●知的障害者は「障害基礎年金」が5割半ばと「就労による収入」より多くなっている。「心身障害者福祉手当」が2割半ばとなっている。 ●精神障害者は「障害基礎年金」が3割台、「生活保護」が2割台で次いでいる。 ●身体障害者は「障害基礎年金」が2割台、「心身障害者福祉手当」が1割台となっている。 ●難病患者は「心身障害者福祉手当」、「障害基礎年金」がそれぞれ1割前後となっている。 ●なお、「そのた」については、「老齢年金(厚生年金、国民年金等)」が多数を占めており、他に「失業保険」「傷病手当金」「医療費助成金」「貯金の切り崩し」「不動産収入」「家族の収入・家族等の扶養」「(収入)なし」などが挙げられている。 【15ページ】 ●知的障害者の収入源について支援区分別にみると、「就労による収入(工賃を含む)」は区分1、2、区分3、4でそれぞれ6割半ばと多くなっている。また、「障害基礎年金」をはじめ「心身障害者福祉手当」「特別障害者手当」「重度心身障害者手当」などの障害に関する手当は、区分が重いほど多くなっている。 ●精神障害者の収入源について支援区分別にみると、知的障害者と同様の傾向となっており、「就労による収入(工賃を含む)」は区分1、2で5割、区分3、4で6割と多く、「障害基礎年金」をはじめとする障害に関する手当は、おおむね区分が重いほど多くなっている。 【16ページ】 ●身体障害者の収入源について支援区分別にみると、「就労による収入(工賃含む)」は区分認定を受けていない人で3割台、区分1、2で2割半ば、区分3、4で3割半ばとなっている。また、知的障害者、精神障害者と同様に障害関連の手当については区分が重いほど多くなっている。 ●障害の種類別にみると、「就労による収入(工賃を含む)」は視覚障害、聴覚障害、そのたでそれぞれ3割台、肢体不自由で2割となっている。 ●難病患者の収入源について支援区分別にみると、「就労による収入(工賃を含む)」は区分認定を受けていない人で4割半ばとなっている。障害関連の手当については、たの障害者と同様におおむね区分が重いほど多い傾向となっている。 【17ページ】 2.現在の就労形態 ●就労による収入のあるかたの現在の仕事の就労形態は、知的障害者は「就労継続支援・就労移行支援などの福祉的就労」が6割近くと最も多く、次いで「非正規社員・非正規職員(パートタイム・アルバイト等)」が2割半ばとなっている。 ●精神障害者は「非正規社員・非正規職員」が4割と最も多く、次いで「福祉的就労」が3割台となっている。 ●身体障害者、難病患者は「正社員・正職員」がそれぞれ4割を超え最も多く、「非正規社員・非正規職員」がそれぞれ3割台で次いでいる。 【18ページ】 3.自身の1か月の合計収入(生活保護・家族等の収入除く) ●自身の1か月の就労や手当を合わせた合計収入は、いずれの対象者も「5万円未満」もしくは「5万円以上10万円未満」が多くなっている。 ●知的障害者、精神障害者は「5万円未満」「5万円以上10万円未満」がそれぞれ3割前後と10万円未満までで6割を占めている。 ●身体障害者、難病患者は「5万円未満」「5万円以上10万円未満」がそれぞれ2割前後、「10万円以上15万円未満」から「25万円以上」がそれぞれ1割近くから1割以上となっている。 【19ページ】 ●知的障害者の1か月の合計収入について就労状況別にみると、就労している人は「5万円以上10万円未満」が4割近く、「10万円以上15万円未満」が2割台となっている。就労していない人は「5万円未満」が4割台となっている。 ●就労形態別にみると、正社員・正職員は「10万円以上15万円未満」「15万円以上20万円未満」がそれぞれ3割台となっている。福祉的就労での仕事は「5万円未満」が3割台、「5万円以上10万円未満」が5割となっている。 ●精神障害者の1か月の合計収入について就労状況別にみると、就労している人は「5万円以上10万円未満」が3割となっている。就労していない人は「5万円未満」が5割近くとなっている。 ●就労形態別にみると、正社員・正職員は「25万円以上」が5割近くとなっている。非正規社員・非正規職員は「5万円以上10万円未満」「10万円以上15万円未満」がそれぞれ3割前後となっている。福祉的就労での仕事は「5万円未満」が3割半ば、「5万円以上10万円未満」が4割台となっている。 【20ページ】 ●身体障害者の1か月の合計収入について就労状況別にみると、就労している人は「25万円以上」が3割台、就労していない人は「5万円未満」「5万円以上10万円未満」がそれぞれ2割半ばとなっている。 ●就労形態別にみると、正社員・正職員は「25万円以上」が5割半ば、非正規社員・非正規職員は「10万円以上15万円未満」が3割近くとなっている。福祉的就労での仕事は「5万円未満」「5万円以上10万円未満」がそれぞれ4割台となっている。 ●難病患者の1か月の合計収入について就労状況別にみると、就労している人は「25万円以上」が3割半ば、就労していない人は「5万円未満」が3割半ば、「5万円以上10万円未満」が2割台となっている。 ●就労形態別にみると、正社員・正職員は「25万円以上」が6割を占め、非正規社員・非正規職員は「15万円以上20万円未満」が3割近くとなっている。自宅で仕事をしている人は「25万円以上」が3割近くとなっている。 【21ページ】 4.主な生計維持者 ●世帯の主な生計維持者(もっとも収入が多いかた)は、知的障害者は「父」が6割を超え最も多く、「母」が1割半ばで次いでおり、「本人(この調査の対象のかた)」は1割となっている。 ●精神障害者、身体障害者、難病患者は「本人(この調査の対象のかた)」がそれぞれ4割台と最も多くなっている。次いで、精神障害者は「父」が2割台、身体障害者は「本人の配偶者(夫・妻)」が2割、難病患者は「本人の配偶者(夫・妻)」が3割半ばとなっている。 【22ページ】 ●知的障害者の主な生計維持者について年齢別にみると、年齢が高いほど「本人」が多く、50代で3割、60歳以上で4割となっている。「父」は年齢が高いほど少ないが、「母」は年齢による差が比較的小さくなっている。 ●精神障害者の主な生計維持者について年齢別にみると、おおむね年齢が高いほど「本人」が多く、50代、60歳以上でそれぞれ5割を超えている。 【23ページ】 ●身体障害者の主な生計維持者について年齢別にみると、20代、30代は「本人」がそれぞれ3割となっている。20代は「父」が5割を超え、30代は「父」が4割、「本人の配偶者」が2割となっている。40歳以上は「本人」が5割を超え、「本人の配偶者」が2割前後で次いでいる。 ●難病患者の主な生計維持者について年齢別にみると、おおむね年齢が高いほど「本人」が多くなっている。30歳以上は「本人の配偶者」がそれぞれ3割から5割近くとなっている。 【24ページ】 5.主な生計維持者の年齢 ●主な生計維持者が「父」の場合の父の年齢は、知的障害者、身体障害者は「50代」「60代」がそれぞれ2割から3割を占め、平均はそれぞれ59歳となっている。精神障害者は「60代」「70代」がそれぞれ3割前後を占め、平均は66歳となっている。難病患者は「60代」が3割半ば、平均65歳となっている。60歳以上の合計は、知的障害者で4割半ば、身体障害者で5割近く、難病患者で6割半ば、精神障害者で7割の順に多くなっている。 ●主な生計維持者が「母」の場合の母の年齢は、全般に父の場合より年齢が高く、「70代」は知的障害者で2割近く、精神障害者で3割、身体障害者で3割台、難病患者で2割となっている。また、「80歳以上」は知的障害者で1割台、精神障害者で2割、身体障害者で3割近く、難病患者で3割半ばとなっている。平均は知的障害者で62歳、精神障害者で68歳とそれぞれ父の場合より2歳ほど高く、身体障害者は68歳と父より8歳以上、難病患者は70歳と父より5歳高くなっている。 【25ページ】 6.主な生計維持者の年収 ●主な生計維持者の年収は、いずれの障害者も「100万円以上300万円未満」が最も多く、それぞれ3割台となっている。知的障害者、身体障害者、難病患者は「300万円以上500万円未満」がそれぞれ2割前後で次いでいる。精神障害者は「100万円未満」が2割台で次いでいる。 【26ページ】 ●主な生計維持者が父の場合の年収は、知的障害者、身体障害者は「100万円以上300万円未満」「300万円以上500万円未満」がそれぞれ2割台となっている。精神障害者、難病患者は「100万円以上300万円未満」がそれぞれ3割台、「300万円以上500万円未満」がそれぞれ2割台となっている。 ●主な生計維持者が母の場合の年収は、知的障害者、精神障害者は「100万円以上300万円未満」がそれぞれ5割半ば、「100万円未満」がそれぞれ2割近くとなっている。身体障害者は「100万円以上300万円未満」が5割近く、「100万円未満」が3割半ばとなっている。 【27ページ】 7.居住地区 ●居住地区は、いずれの障害者も「練馬」「石神井」「大泉」「光が丘」がそれぞれ2割台となっている。 【28ページ】 8.現在の居住形態 ●現在の居住形態は、知的障害者は「親族名義の持ち家」が5割半ばと最も多く、次いで「民間賃貸住宅」が2割となっている。 ●精神障害者は「民間賃貸住宅」が3割半ばと最も多く、次いで「親族名義の持ち家」が3割台となっている。 ●身体障害者は「親族名義の持ち家」が3割近くと最も多く、次いで「あなた名義の持ち家」、「民間賃貸住宅」がそれぞれ2割台の順となっている。 ●難病患者は「親族名義の持ち家」が3割と最も多く、次いで「あなた名義の持ち家」、「民間賃貸住宅」がそれぞれ2割台の順と身体障害者と同様の傾向となっている。 ●「持ち家(計)」は難病患者が7割近くと最も多く、身体障害者、知的障害者がそれぞれ6割台、精神障害者が5割近くとなっている。 【29ページ】 9.同居家族と主な介助者 ●知的障害者の同居家族は「両親」が6割半ば、「兄弟・姉妹」が4割となっている。主な介助者は「母」が8割近くとなっている。 ●精神障害者の同居家族は「一人暮らし」「配偶者(夫・妻)」「両親」がそれぞれ2割台となっている。主な介助者は「母」が3割近くとなっている。一方で「介助・援助は必要ない」が2割近く、「介助・援助する人はいない」が1割半ばとなっている。 ●身体障害者の同居家族は「配偶者(夫・妻)」が4割を超え、「一人暮らし」「子」がそれぞれ2割台、「両親」が1割半ばとなっている。主な介助者は「配偶者(夫・妻)」が3割、「母」が1割半ばとなっている。一方で「介助・援助は必要ない」が2割となっている。 ●難病患者の同居家族は「配偶者(夫・妻)」が6割、「子」が3割半ばとなっている。主な介助者は「配偶者(夫・妻)」が3割となっている。一方で「介助・援助は必要ない」が3割半ばとなっている。 【30ページ】 ●知的障害者の同居家族について年齢別にみると、「両親」が20歳未満で8割、20、30代で7割、40、50代で4割となっている。また、「母(のみ)」が40、50代で3割、60歳以上で2割台となっている。 ●主な介助者は、「母」が20歳未満で9割、20、30代で8割台、40、50代で6割台となっており、60歳以上は「兄弟・姉妹」が3割半ばとなっている。 ●精神障害者の同居家族について年齢別にみると、「両親」が20歳未満で8割近く、20、30代で5割近くとなっており、「母(のみ)」が59歳までの年齢で1割台となっている。また、60歳以上では「配偶者(夫・妻)」と「一人暮らし」がそれぞれ4割近くとなっている。 ●主な介助者は、「母」が20歳未満で8割半ば、20、30代で5割近くとなっている。40、50代は「介助・援助は必要ない」が2割を超えている。 【31ページ】 ●身体障害者の同居家族について年齢別にみると、「両親」が20歳未満で8割半ば、20、30代で5割となっている。40、50代は「配偶者(夫・妻)」が4割近く、「一人暮らし」が2割となっている。60歳以上は「配偶者(夫・妻)」が6割近く、「一人暮らし」が2割台となっている。 ●主な介助者は、「母」が20歳未満で9割近く、20、30代で5割となっている。40、50代は「配偶者(夫・妻)」「介助・援助は必要ない」がそれぞれ2割半ばとなっている。60歳以上は「配偶者(夫・妻)」が4割となっている。 ●難病患者の同居家族について年齢別にみると、20歳未満は「両親」が7割半ば、20、30代は「配偶者(夫・妻)」「両親」がそれぞれ3割となっている。40、50代、60歳以上は「配偶者(夫・妻)」がそれぞれ6割台となっている。 ●主な介助者は、20歳未満は「母」が7割、20、30代、40、50代は「介助・援助は必要ない」が4割から5割となっている。60歳以上は「配偶者(夫・妻)」が4割を超えている。 【32ページ】 【4】住まい方の希望 1.希望する住まい方 (1).全体の傾向 ●希望する住まい方について、5年後の第1希望では、すべての障害者で「家族と一緒に暮らしたい」が1位となっている。精神障害者、身体障害者、難病患者は「ひとりで暮らしたい」が2位、知的障害者のみ「グループホームで暮らしたい」が2位となっている。 ●5年後の第1希望で「グループホームで暮らしたい」と回答した割合は、知的障害者で15%、精神障害者で6%、身体障害者で3%、難病患者で1%となっている。 ●第1希望のみ回答し、第2希望の回答がなかった割合は、知的障害者と精神障害者でそれぞれ3割半ば、身体障害者と難病患者でそれぞれ4割前後となっている。 ●5年後の第2希望の回答があった中で、知的障害者は「グループホーム」が1位、精神障害者、身体障害者、難病患者は「ひとりで暮らしたい」が1位となっている。 ●5年後の第2希望で「グループホームで暮らしたい」と回答した割合は、知的障害者で29%、精神障害者で12%、身体障害者で9%、難病患者で7%となっている。 【33ページ】 ●10年後の第1希望については、5年後の第1希望と同様、すべての障害者で「家族と一緒に暮らしたい」が1位となっており、精神障害者、身体障害者、難病患者は「ひとりで暮らしたい」が2位、知的障害者のみ「グループホームで暮らしたい」が2位となっている。 ●10年後の第1希望で「グループホームで暮らしたい」は、知的障害者で21%、精神障害者で8%、身体障害者で5%、難病患者で2%となっている。 ●第1希望のみ回答し、第2希望の回答がなかった割合は、知的障害者で3割、精神障害者で3割半ば、身体障害者、難病患者でそれぞれ4割前後となっている。 ●10年後の第2希望の回答があった中で、5年後と同様に知的障害者は「グループホーム」が1位、精神障害者、難病患者は「ひとりで暮らしたい」が1位となっている。身体障害者は「施設に入所して暮らしたい」が「ひとりで暮らしたい」をわずかに上回り1位となっている ●10年後の第2希望で「グループホームで暮らしたい」と回答した割合は、知的障害者で29%、精神障害者で13%、身体障害者、難病患者でともに9%となっている。 【34ページ】 ●20年後の第1希望については、5年後、10年後と変わらず、すべての障害者で「家族と一緒に暮らしたい」が1位となっており、精神障害者、身体障害者、難病患者は「ひとりで暮らしたい」が2位、知的障害者のみ「グループホームで暮らしたい」が2位となっている。 ●20年後の第1希望で「グループホームで暮らしたい」と回答した割合は、知的障害者で31%、精神障害者で11%、身体障害者で7%、難病患者で4%となっている。 ●第1希望のみ回答し、第2希望の回答がなかった割合は、知的障害者で3割、精神障害者、身体障害者、難病患者でそれぞれ3割半ばから4割近くとなっている。 ●20年後の第2希望の回答があった中で、知的障害者、身体障害者、難病患者は「施設に入所して暮らしたい」が1位となっており、精神障害者のみ「ひとりで暮らしたい」が1位となっている。精神障害者は「施設に入所して暮らしたい」が2位、身体障害者、難病患者は「ひとりで暮らしたい」が2位となっており、知的障害者のみ「グループホーム」が2位となっている。 ●20年後の第2希望で「グループホームで暮らしたい」と回答した割合は、知的障害者で21%、精神障害者で12%、身体障害者で10%、難病患者で10%となっている。 【35ページ】  なにも記載されていません。 【36ページ】 (2).知的障害者の住まい方の希望 ●知的障害者の第1希望は、「家族と一緒に暮らしたい」が最も多いが、5年後で7割近く、10年後で6割近く、20年後で3割半ばとなっている。一方、「グループホームで暮らしたい」は5年後で1割半ば、10年後で2割、20年後で3割となっている。 ●知的障害者の5年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、区分が重いほど「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。また、区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分認定を受けている人はいずれの区分も2割程度となっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、おおむね年齢が高いほど「ひとりで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は20代で2割、30代で1割半ば、40代で2割近く、50歳以上で2割となっている。 【37ページ】 ●知的障害者の10年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多くなっている。区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多く、区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分認定を受けていない人で1割台、区分1、2、区分3、4でそれぞれ3割、区分5、6で2割半ばとなっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「グループホームで暮らしたい」は20代で3割近く、30代、40代、50歳以上でそれぞれ2割台となっている。 ●知的障害者の20年後の第1希望を支援区分別にみると、区分認定を受けていない人は、「家族と一緒に暮らしたい」が5割近く、区分1、2、区分3、4は「グループホームで暮らしたい」がそれぞれ4割、区分5、6は「施設に入所して暮らしたい」が4割と最も多くなっている。 ●年齢別にみると、「家族と一緒に暮らしたい」が20歳未満で4割半ば、40代で3割と最も多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は20代で4割近く、30代で3割台と最も多くなっている。また、年齢が高いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。 【38ページ】 ●知的障害者の第2希望は、「グループホームで暮らしたい」が5年後、10年後でそれぞれ3割、20年後で2割となっている。「施設に入所して暮らしたい」は5年後で1割半ば、10年後で2割近く、20年後で2割半ばとなっている。 ●また、第1希望のみ回答し、第2希望の回答がなかった割合は3割を超えている。 ●知的障害者の5年後の第2希望を支援区分別にみると、「グループホームで暮らしたい」は区分認定を受けていない人で2割半ば、区分認定を受けている人はいずれの区分も4割近くとなっている。また、区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。 ●年齢別にみると、「グループホームで暮らしたい」が20歳未満で3割近く、20代で4割、30代で3割台となっている。 【39ページ】 ●知的障害者の10年後の第2希望を支援区分別にみると、「グループホームで暮らしたい」はいずれも3割前後となっている。また、区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。 ●年齢別にみると、「グループホームで暮らしたい」は20歳未満、20代、30代でそれぞれ3割台とおおむね年齢が低いほど多くなっている。 ●知的障害者の20年後の第2希望を支援区分別にみると、区分認定を受けている人は「施設に入所して暮らしたい」が3割から4割近くと最も多く、「グループホームで暮らしたい」はいずれも2割前後となっている。 ●年齢別にみると、「グループホームで暮らしたい」は年齢が低いほど多く、20歳未満、20代でそれぞれ2割半ばとなっている。 【40ページ】 (3).精神障害者の住まい方の希望 ●精神障害者の第1希望は、「家族と一緒に暮らしたい」が1位、「ひとりで暮らしたい」が2位となっている。一方、「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」は、5年後に比べ、10年後と20年後は増加している。 ●精神障害者の5年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多くなっている。おおむね区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多く、区分が重いほど「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。グループホームで暮らしたい」は区分3、4、区分5、6でそれぞれ2割台となっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が5割から6割と最も多く、おおむね年齢が高いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている、また、「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で1割台、30歳以上の年齢別でいずれも1割未満となっている。 【41ページ】 ●精神障害者の10年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分1、2で2割近く、区分3、4で3割、区分5、6で2割半ばとなっている。 ●年齢別にみると、おおむね年齢が高いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。また、「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で2割近くとなっている。 ●精神障害者の20年後の第1希望を支援区分別にみると、区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多く、区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。また、「グループホームで暮らしたい」は区分1、2、区分5、6でそれぞれ2割半ば、区分3、4で3割となっている。 ●年齢別にみると、おおむね年齢が高いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」はおおむね年齢が低いほど多く、30歳未満で2割台となっている。 【42ページ】 ●精神障害者の第2希望は、「ひとりで暮らしたい」「家族と一緒に暮らしたい」が5年後に比べ、10年後と20年後は減少している。一方、「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」は5年後に比べ、10年後と20年後は増加している。 ●また、第1希望のみ回答し、第2希望の回答がなかった割合は3割半ばとなっている。 ●精神障害者の5年後の第2希望を支援区分別にみると、区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多く、おおむね区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。また、「グループホームで暮らしたい」は区分認定を受けている人はいずれの区分も2割半ばから3割となっている。 ●年齢別にみると、30歳未満で「家族と一緒に暮らしたい」「グループホームで暮らしたい」がそれぞれ2割台、次いで「ひとりで暮らしたい」が1割半ばとなっている。「ひとりで暮らしたい」は30代の3割をピークに年齢が高くなるにつれ少なくなっている。「グループホームで暮らしたい」は30歳以上の年齢別でそれぞれ1割前後となっている。 【43ページ】 ●精神障害者の10年後の第2希望を支援区分別にみると、区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多く、区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分認定を受けている人はいずれの区分も2割台となっている。 ●年齢別にみると、「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で2割台、30歳以上の年齢別でそれぞれ1割前後となっている。 ●精神障害者の20年後の第2希望を支援区分別にみると、区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多く、区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。また、「グループホームで暮らしたい」は区分1、2で1割半ば、区分3、4で2割半ば、区分5、6で1割台となっている。 ●年齢別にみると、「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で1割半ばと、たの年齢より多くなっている。 【44ページ】 (4).身体障害者の住まい方の希望 ●身体障害者の第1希望は、「家族と一緒に暮らしたい」が1位、「ひとりで暮らしたい」が2位となっているが、5年後に比べ、10年後と20年後は減少している。一方、「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」は年数の経過につれ増加している。 ●身体障害者の5年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、区分が軽いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分5、6で2割台となっている。 ●障害の種類別および年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。 【45ページ】 ●身体障害者の10年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分が重いほど多く、区分3、4で1割台、区分5、6で2割台となっている。また、区分が重いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。 ●障害の種類別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」はいずれも1割未満となっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で1割近くと、たの年齢より多くなっている。 【46ページ】 ●身体障害者の20年後の第1希望を支援区分別にみると、区分1、2、区分3、4は「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、区分5、6は「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。 ●障害の種類別にみると「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」はそれぞれ1割前後となっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」となっている。「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で1割半ば、30代で1割近くとなっている。 【47ページ】 ●身体障害者の第2希望は、「ひとりで暮らしたい」「家族と一緒に暮らしたい」が5年後に比べ、10年後と20年後は減少している。一方、「施設に入所して暮らしたい」は5年後に比べ、10年後と20年後は増加している。「グループホームで暮らしたい」は年数の経過による変化はみられない。 ●また、第1希望のみ回答し、第2希望の回答がなかった割合は4割前後となっている。 ●身体障害者の5年後の第2希望を支援区分別にみると、第2希望の回答があった中で、区分を受けていない人は「ひとりで暮らしたい」が最も多くなっている。区分1、2、区分3、4は「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」がそれぞれ2割半ばと多くなっている。区分5、6は「施設に入所して暮らしたい」が3割と最も多く、次いで「グループホームで暮らしたい」が1割半ばとなっている。 ●障害の種類別にみると、第2希望の回答があった中で、視覚障害者と聴覚障害者は「ひとりで暮らしたい」、肢体不自由は「施設に入所して暮らしたい」が最も多くなっている。 ●年齢別にみると、おおむね年齢が高いほど「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は40代、50代を除く年齢でそれぞれ1割となっている。 【48ページ】 ●身体障害者の10年後の第2希望を支援区分別にみると、第2希望の回答があった中で、区分認定を受けていない人は「ひとりで暮らしたい」が最も多く、次いで「施設に入所して暮らしたい」となっている。区分1、2、区分3、4は「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」がそれぞれ2割半ばと多くなっている。区分5、6は「施設に入所して暮らしたい」が3割近くと最も多くなっている。 ●障害の種類別にみると、第2希望の回答があった中で、いずれの障害も「ひとりで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。 ●年齢別にみると、「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で1割半ばとなっている。 【49ページ】 ●身体障害者の20年後の第2希望を支援区分別にみると、第2希望の回答があった中で、いずれも「施設に入所して暮らしたい」が最も多く、2割近くから3割近くとなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分1、2で2割近く、区分3、4で2割、区分5、6で1割台となっている。 ●障害の種類別にみると、第2希望の回答があった中で、いずれの障害も「施設に入所して暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」となっている。「グループホームで暮らしたい」はいずれも1割前後となっている。 ●年齢別にみると、年齢が低いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は30歳未満で2割近くとなっている。 【50ページ】 (5).難病患者の住まい方の希望 ●難病患者の第1希望は、「家族と一緒に暮らしたい」が1位、「ひとりで暮らしたい」が2位となっているが、5年後に比べ、10年後と20年後は減少している。一方、「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」は5年後に比べ、10年後と20年後は増加している。 ●難病患者の5年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」となっている。「グループホームで暮らしたい」は区分1、2、区分3、4にみられるが、いずれも5%未満となっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多く、次いで「ひとりで暮らしたい」となっている。 【51ページ】 ●難病患者の10年後の第1希望を支援区分別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分1、2で、たの区分より多いが、その割合は1割未満となっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は、いずれの年齢も5%未満となっている。 ●難病患者の20年後の第1希望を支援区分別にみると、「グループホームで暮らしたい」は区分1、2で1割半ば、区分3、4で1割近く、区分5、6で1割となっている。 ●年齢別にみると、いずれも「家族と一緒に暮らしたい」が最も多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は60代で、たの年齢より多いが、その割合は1割未満となっている。 【52ページ】 ●難病患者の第2希望は、「ひとりで暮らしたい」「家族と一緒に暮らしたい」が5年後に比べ、10年後と20年後は減少している。一方、「グループホームで暮らしたい」「施設に入所して暮らしたい」は5年後に比べ、10年後と20年後は増加している。 ●また、第1希望のみ回答し、第2希望の回答がなかった割合は4割近くとなっている。 ●難病患者の5年後の第2希望を支援区分別にみると、区分認定を受けている人は「施設に入所して暮らしたい」が2割から3割と多くなっている。「グループホームで暮らしたい」は区分1、2、区分3、4でそれぞれ2割となっている。 ●年齢別にみると、おおむね年齢が低いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」はおおむね年齢が高いほど多く、60代、70歳以上でそれぞれ1割となっている。また、年齢が高いほど「施設に入所して暮らしたい」も多くなっている。 【53ページ】 ●難病患者の10年後の第2希望を支援区分別にみると、「グループホームで暮らしたい」は区分認定を受けている人でいずれも2割台となっている。 ●年齢別にみると、おおむね年齢が低いほど「ひとりで暮らしたい」が多くなっている。「グループホームで暮らしたい」はおおむね年齢が高いほど多く、60代、70歳以上でそれぞれ1割台となっている。また、「施設に入所して暮らしたい」も年齢が高いほど多くなっている。 ●難病患者の20年後の第2希望を支援区分別にみると、区分認定を受けている人は「施設に入所して暮らしたい」が多くなっている。また、「グループホームで暮らしたい」は区分3、4で2割近くとなっている。 ●年齢別にみると、年齢が低いほど「ひとりで暮らしたい」が多く、おおむね年齢が高いほど「施設で暮らしたい」が多くなっている。また、「グループホームで暮らしたい」は50歳以上の年齢別でそれぞれ1割台となっている。 【54ページ】 2.グループホームに求めるもの (1).グループホームの家賃負担の希望 ●グループホームの家賃負担の希望は、知的障害者、精神障害者は「4万円未満」がそれぞれ3割半ばと最も多く、次いで「4万円以上5万円未満」がそれぞれ3割程度となっている。身体障害者、難病患者は「4万円以上5万円未満」がそれぞれ3割前後と最も多く、次いで「4万円未満」が2割台となっている。 【55ページ】 ●知的障害者のグループホームの家賃負担の希望について、本人の収入別にみると、本人の収入が10万円未満の場合、家賃負担は「4万円未満」を希望する人が4割前後と最も多くなっている。本人の収入が10万円以上の場合、「4万円以上5万円未満」の家賃負担を希望する割合が3割程度と最も多くなっている。 ●精神障害者のグループホームの家賃負担の希望について、本人の収入別にみると、本人の収入が10万円未満の場合、家賃負担は「4万円未満」を希望する割合が4割前後と最も多くなっている。本人の収入が10万円以上の場合、「4万円以上5万円未満」の家賃負担の希望が3割を超え、最も多くなっている。 【56ページ】 ●身体障害者のグループホームの家賃負担の希望について、本人の収入別にみると、本人の収入が10万円未満の場合、家賃負担「4万円未満」の希望が3割、次いで家賃負担「4万円以上5万円未満」の希望が3割前後となっている。本人の収入が10万円以上の場合、「4万円以上5万円未満」の家賃負担の希望が3割前後と最も多くなっている。 ●難病患者のグループホームの家賃負担の希望について、本人の収入別にみると、本人の収入が低いほど家賃負担は「4万円未満」を希望する割合が多くなっている。本人の収入が10万円以上の場合、「4万円以上5万円未満」の家賃負担を希望する割合が3割半ばから4割と最も多くなっている。 【57ページ】 (2).グループホームの立地条件(周辺環境)について重視すること ●グループホームの立地条件や周辺環境で重視することについて、1番目から5番目(計)は、いずれの障害者も「家族がいる場所に近い」が最も多く、知的障害者で8割、精神障害者、身体障害者でそれぞれ6割、難病患者で7割となっている。次いで、知的障害者は「日中活動先(作業所・福祉園等)または勤務先に近い」「相談できる場所や相手が近くにある」、精神障害者は「駅に近い」「通院先の病院に近い」、身体障害者、難病患者は「通院先の病院に近い」「駅に近い」の順となっている。 【58ページ】 ●知的障害者の立地条件について重視することについて、支援区分別にみると、区分が重いほど「日中活動先(作業所・福祉園等)または勤務先に近い」が多く、区分が軽いほど「駅に近い」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は「相談できる場所や相手が近くにある」が最も多くなっている。同居家族がいる人は「家族がいる場所に近い」「日中活動先(作業所・福祉園等)または勤務先に近い」の順に多くなっている。 ●精神障害者の立地条件について重視することについて、支援区分別にみると、区分が重いほど「家族がいる場所に近い」「日中活動先(作業所・福祉園等)または勤務先に近い」が多く、区分が軽いほど「駅に近い」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は「通院先の病院に近い」、同居家族がいる人は「家族がいる場所に近い」がそれぞれ最も多くなっている。 【59ページ】 ●身体障害者の立地条件について重視することについて、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「家族がいる場所に近い」「相談できる場所や相手が近くにある」が多く、おおむね区分が軽いほど「通院先の病院に近い」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は「通院先の病院に近い」「駅に近い」の順に多くなっている。同居家族がいる人は「家族がいる場所に近い」が最も多くなっている。 ●難病患者の立地条件について重視することについて、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「相談できる場所や相手が近くにある」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は、「通院先の病院に近い」「駅に近い」の順に多くなっている。同居家族がいる人は「家族がいる場所に近い」が最も多くなっている。 【60ページ】 (3).グループホームの入居条件の希望 ●グループホームの入居条件の希望について、1番目から5番目(計)は、知的障害者は「世話人がいつもグループホームにいる」が8割と最も多く、次いで「家賃が安い」「グループホームの事業者が日中活動先と同じ法人である」の順となっている。精神障害者、身体障害者、難病患者は「家賃が安い」がそれぞれ7割前後と最も多く、次いで「世話人がいつもグループホームにいる」もしくは「自分専用のトイレ、お風呂がある」の順となっている。また、「バリアフリーである」は身体障害者で4割台、難病患者で5割近くとなっている。 【61ページ】 ●知的障害者の入居条件の希望について、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「世話人がいつもグループホームにいる」「グループホームの事業者が日中活動先と同じ法人である」が多く、おおむね区分が軽いほど「自分専用のトイレ、お風呂がある」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は「家賃が安い」、同居家族がいる人は「世話人がいつもグループホームにいる」がそれぞれ最も多くなっている。 ●精神障害者の入居条件の希望について、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「世話人がいつもグループホームにいる」「グループホームの事業者が日中活動先と同じ法人である」が多く、おおむね区分が軽いほど「家賃が安い」「自分専用のトイレ、お風呂がある」「バリアフリーである」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は「家賃が安い」「自分専用のトイレ・お風呂がある」の順に多く、同居家族がいる人は「家賃が安い」「世話人がいつもグループホームにいる」の順に多くなっている。 【62ページ】 ●身体障害者の入居条件の希望について、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「世話人がいつもグループホームにいる」「バリアフリーである」「グループホームの事業者が日中活動先と同じ法人である」が多く、区分が軽いほど「自分専用のトイレ、お風呂がある」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は「家賃が安い」「自分専用のトイレ、お風呂がある」の順に多く、同居家族がいる人は「家賃が安い」「世話人がいつもグループホームにいる」の順に多くなっている。 ●難病患者の入居条件の希望について、支援区分別にみると、おおむね区分が軽いほど「自分専用のトイレ、お風呂がある」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は「自分専用のトイレ、お風呂がある」「家賃が安い」の順に多く、同居家族がいる人は「家賃が安い」「自分専用のトイレ、お風呂がある」の順に多くなっている。 【63ページ】 (4).グループホームで必要とする支援 ●グループホーム入居時の支援の希望について、1番目から6番目(計)は、いずれの障害者も「日常生活全般の見守り・安全保持」が最も多く、知的障害者で7割半ば、精神障害者、身体障害者、難病患者でそれぞれ5割台となっている。次いで、知的障害者は「金銭管理」「外出の介助」の順、精神障害者は「服薬管理」「金銭管理」および「通院の介助」の順、身体障害者、難病患者は「医療的ケア」「通院の介助」の順となっている。 【64ページ】 ●知的障害者がグループホームで必要とする支援について、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「日常生活全般の見守り・安全保持」「外出の介助」「服薬管理」が多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)より同居家族がいる人で、必要とする支援が全般に多くなっている。 ●精神障害者がグループホームで必要とする支援について、支援区分別にみると、区分が重いほど「日常生活全般の見守り・安全保持」「服薬管理」「金銭管理」「通院の介助」などが多くなっているが、「医療的ケア」は区分が軽いほど多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)より同居家族がいる人で、必要とする支援が全般に多くなっている。 【65ページ】 ●身体障害者がグループホームで必要とする支援について、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「日常生活全般の見守り・安全保持」「外出の介助」「しんたいの介助」などが多くなっている。 ●難病患者がグループホームで必要とする支援について、支援区分別にみると、おおむね区分が重いほど「日常生活全般の見守り・安全保持」「しんたいの介助」「外出の介助」などが多くなっている。 【66ページ】 (5).グループホームにほしい共同設備(自由意見) (主な意見はつぎのとおりとなっている) ●障害者用設備・環境全般について 手すり、介護用リフト、入浴用リフト、バリアフリー、清潔・衛生的、明るい、十分な広さ など ●風呂について(バリアフリー、手すり除く) 機械浴・車イス対応のお風呂、段差のない浴槽、そのた必要な設備 など ●トイレについて(バリアフリー、手すり除く) ウォシュレット、あたたかい便座、介護対応トイレ、複数ほしい、男女別にしてほしい など ●風呂・トイレ全般について(バリアフリー、手すり除く) 個室に風呂、シャワー、トイレがほしい、自分専用がほしい、風呂とトイレは別にしてほしい など 【67ページ】 (5).グループホームにほしい共同設備(自由意見) (主な意見の続き) ●たの共有スペースについて 娯楽、レクリエーション、趣味などの用品、スペース、コミュニケーションスペース、運動できるスペース、リハビリ設備、充分な更衣スペース など ●生活物資・設備等について 生活家電、テレビ、ラジオ、パソコン、インターネット設備、通信機器 など ●緊急時対策について 非常用呼び出しボタン、ブザー、見守り、防犯、セキュリティ、備蓄 など 【68ページ】 (6).グループホーム整備にあたっての希望(自由意見) (主な意見はつぎのとおりとなっている) ●立地環境について アクセスがよい、現在の住まい・環境・家族と近い、通所先や病院、職場などから近い、静かな環境、生活の利便性のあるところ など ●設備・室内環境について プライバシーの確保、快適であること、障害者用設備、個室にトイレ・風呂などがほしい、セキュリティ、防犯、集まれる場所がある など ●生活・行動について 楽しく・落ち着いて・安心して生活できる、家庭的な雰囲気、行動の自由、入居者同士の人間関係がよい、世話人と相性がよい など 【69ページ】 (6).グループホーム整備にあたっての希望(自由意見) (主な意見の続き) ●支援内容について 生活上の支援・ケアの充実、金銭管理、薬の管理、移動支援、医療的ケアの充実・医療機関との連携、食事の提供・充実 など ●運営・体制について 世話人の人柄、世話人が常時いること、地域との交流がある、地域の理解がある、事業者の質がよいこと など ●受け入れ・入居条件について 家賃・入居費用が安いとよい、かずを増やしてほしい、同居人のレベルを合わせてほしい など 【70ページ】 (7).グループホーム入居にあたっての心配ごと・課題(自由意見) (主な意見はつぎのとおりとなっている) ●立地環境について 自宅に近いか、区内にあるか、日中活動先(作業所)や通院先に近いか、交通アクセスがよいか など ●設備・室内環境について プライバシーが守られるか、快適か、セキュリティ、防犯体制が整っているか、トイレ・お風呂など共有設備が整っているか、障害者用設備・仕様になっているか など ●生活・行動について 同居人との人間関係、ストレスがないか、落ち着いて・安心して生活できるか、自由行動ができるか、性質・問題行動の心配 など 【71ページ】 (7).グループホーム入居にあたっての心配ごと・課題(自由意見) (主な意見の続き) ●支援内容について 金銭管理をしてくれるか、生活上の支援・ケアはどの程度か、食事はきちんとしているか、外出・同行の援助や送迎の程度、医療的ケアはどの範囲か など ●運営・体制について 世話人の人柄がよいか、世話人が常駐しているか、事業者の質・経営の安定性・管理体制は整っているか など ●入居条件・受け入れについて 入居費用や経済的な不安、空きがあるか、希望した時に入居できるか、選択肢が少ない、入居条件がクリアできるか、途中で追い出されたらどうなるのか など 【72ページ】 【5】地域で生活するための希望    1.地域で一人暮らし、または家族と一緒に生活する場合に希望するサービス(自由意見) (主な意見はつぎのとおりとなっている) ●居宅介護・ホームヘルプ(家事支援、生活介助など) ●外出介助・付き添い・送迎・移動支援など ●見守り・声掛け、定期訪問・巡回、安否確認 ●経済的支援 ●相談相手・場所・窓口がほしい、生活全般のアドバイザー、サポーター、困ったときに助けてくれる人がほしい ●医療体制の強化 ●住宅支援、不動産関係・手続き・保証人代行など、住宅設備・管理の充実 ●地域や近隣との交流・つながり など ●日中活動の充実 ●短期入所、(緊急時)一時預かりサービス、レスパイトの拡充 ●各種手続きや申請の代行・サポート ●宅配サービス(食事、お弁当、日用品、薬など) ●金銭管理の支援 ●緊急時・災害時の体制強化 ●就労支援 ●余暇活動の支援・充実 ●リハビリ、訓練、自立支援の充実 ●まちづくり、バリアフリーなどの環境整備 【73ページ】 2.地域で生活する時に困ったこと ●地域で生活する時に困ったことについて、1番目から6番目(計)は、いずれの障害者も「特に困ったことはない」が最も多くなっている。知的障害者は「契約や手続きが分からない」が1割台、「保証人がいない」「緊急連絡先がない」がそれぞれ1割未満の順となっている。精神障害者は「契約や手続きが分からない」が2割、「保証人がいない」が2割、「緊急連絡先がない」が1割半ばの順となっている。身体障害者、難病患者は「バリアフリーに対応した物件がない」がそれぞれ1割台、「契約や手続きが分からない」「保証人がいない」がそれぞれ1割未満の順となっている。 【74ページ】 ●知的障害者が地域で生活する時に困ったことについて、居住形態別にみると、都営・区営住宅の居住者は「保証人がいない」「緊急連絡先がない」などが、たの居住形態に比べ多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は同居家族がいる人より「契約や手続きが分からない」「保証人がいない」「不動産業者(または貸主)が相談に応じなかった」などが多くなっている。 ●精神障害者が地域で生活する時に困ったことについて、居住形態別にみると、民間賃貸住宅の居住者は「緊急連絡先がない」「不動産業者(または貸主)が相談に応じなかった」などが多く、都営・区営住宅の居住者は「保証人がいない」「バリアフリーに対応した物件がない」などが、たの居住形態に比べ多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は同居家族がいる人より「保証人がいない」「緊急連絡先がない」「不動産業者(または貸主)が相談に応じなかった」などが多くなっている。 【75ページ】 ●身体障害者が地域で生活する時に困ったことについて、居住形態別にみると、民間賃貸住宅や都営・区営住宅の居住者は「バリアフリーに対応した物件がない」「保証人がいない」「緊急連絡先がない」などが多くなっている。また、民間賃貸住宅の居住者は「不動産業者(または貸主)が相談に応じなかった」も、たの居住形態に比べ多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は同居家族がいる人より「保証人がいない」「不動産業者(または貸主)が相談に応じなかった」などが多くなっている。 ●難病患者が地域で生活する時に困ったことについて、居住形態別にみると、都営・区営住宅、民間賃貸住宅の居住者は「バリアフリーに対応した物件がない」「保証人がいない」など、たの居住形態より全般に多くなっている。 ●同居家族別にみると、同居家族がいない人(一人暮らし)は同居家族がいる人より「保証人がいない」「緊急連絡先がない」などが多くなっている。 【76ページ】 3.住まいに関する意見・要望(自由意見) (主な意見はつぎのとおりとなっている) ●全般について 安心して・楽しく・笑顔で・幸せに暮らせること、自立したい、自立させたい 将来の不安(親や介助者が年を取る、親亡き後、一人になった時など) など ●施設について 施設・グループホームの充実 空いた土地、空き家、廃校、自宅などを活用してほしい 家族で入れる施設がほしい  医療ケアのある施設がほしい など ●居住環境・立地環境について 現在の自宅で家族と一緒に住みたい 近隣・社会の理解・受け入れ支援 現在に近い環境・慣れた環境に住みたい 静かな環境、自然が豊かなところがよい いえ(家族)の近く、家族が会いに行ける場所がよい など ●住宅設備について 障害者・高齢者等の対応設備の充実 基本仕様・基本設備の充実 耐震・災害対策の充実 など ●経済的なことについて 経済的な不安、経済支援 住宅支援、住宅確保 低賃金・年金や手当内で住めるように、家賃が安いとよい など ●体制について サポート体制の充実(見守り・声かけ、補助・介助、各種管理など) 災害時の安全確保 など ●相談・情報について 情報を開示・提供してほしい、制度・サービスなどがわからない 相談窓口の拡充、相談に乗ってほしい など 【奥付】 障害者の住まい方に関する調査報告書 平成29年3月 編集・発行 練馬区福祉部障害者施策推進課事業計画担当係 東京都練馬区豊玉北6丁目12番1号 直通電話 03 5984 4602 調査実施 株式会社綜合企画 東京都台東区浅草橋1丁目7番2号 代表電話  03 5829 6203