第2項 河川・池の環境 1 水質調査 区では、昭和46年から区内の河川・池の水質を毎年定期的に調査しています。 ⑴ 環境基準 水質汚濁に関する環境基準には、「人の健康の保護に関する環境基準」(以下「健康項目」という。)と、「生活環境の保全に関する環境基準」(以下「生活環境項目」という。)が設定されています。 健康項目はいずれも発癌性や急性・慢性毒性等があり、人だけでなくすべての生きものにとって有害であるため、常に基準値以下であることが求められます。生活環境項目は水の性質や見た目の清浄さを表し、利用目的等を考慮し、6類型に分けて基準値が設定されています。 水質の改善によって平成29年3月から石神井川がB類型に、白子川がC類型にそれぞれ改定され、より厳しい基準の達成が求められることとなりました。 【表 生活環境項目の環境基準値】 ⑵ 調査内容および結果 令和7年度は、石神井川、白子川等の4地点で、9月と2月の2回調査しました。 石神井川、白子川ともに、下水道が完備し、大雨後の下水道越流水以外の生活排水が流入しなくなったことにより、水質の改善が進みました。 【地図 区内の河川・池と水質調査地点】 【表 石神井川の水質調査結果】 【表 白子川の水質調査結果】 2 水生生物調査 水質の向上により、区内の河川では魚類をはじめ、様々な水生生物が見られるようになり、平成7年度から水生生物調査を行っています。 令和7年度調査では、石神井川は愛宕橋から上御成橋まで、白子川は源流である大泉井頭公園から緑橋までを調査しました。調査方法は、目視による方法、手網(タモ網)によって捕獲する方法です。 石神井川・白子川では水生植物が群生している場所などで魚類・甲殻類などが確認されています。白子川ではホトケドジョウやカンガレイ、ウキヤガラ、アオガヤツリが、石神井川ではナガエミクリなど、都内では珍しい在来水生生物が見つかっています。一方、ミズヒマワリやオオカワヂシャといった侵略的外来生物も多く見つかっています。 【地図 区内の河川・池と水生生物調査地点】