資料1 令和5年度障害を理由とする差別の解消の推進に関する取組報告 令和5年度障害を理由とする差別の解消の推進に関する取組報告について 障害への理解と障害者差別解消法の普及啓発を推進するため、令和5年度は以下の取組を実施した。 今年度の新たな取組として、令和4年6月に施行した練馬区障害者の意思疎通の促進と手話言語の普及に関する条例に基づき、障害者とのコミュニケーションサポーター養成研修や手話言語に関するパネル展などを実施した。 区民・区内事業者向け取組 ※新規・充実した取組は、太字で記載 (太字)1 令和5年4月3日〜6日 発達障害理解に関するパネル展 世界自閉症啓発デー(4月2日)および発達障害啓発週間(4月2〜8日)に合わせて、区役所アトリウムにおいて発達障害の特性やサポート方法を紹介したパネルを展示したほか、発達障害理解に関する動画を放映した。 (太字)2 令和5年5月31日 民生委員に対する障害理解研修 民生委員自主研修部会(障がい福祉部会)において、「障害者とのコミュニケーションガイドブック」を活用して、障害理解研修を実施した。(参加人数約20人) 3 令和5年9月6日 食品関係事業者に対する合理的配慮の提供等の周知 不当な差別的取扱いの禁止および合理的配慮の提供等について、食品衛生実務講習会において周知した。約100施設(飲食店、コンビニ、スーパー等) (太字)4 令和5年9月21日〜24日 手話言語の理解に関するパネル展 手話言語の国際デー(9月23日)に合わせて、区役所アトリウムにおいて、手話や手話の歴史などを紹介するパネルを展示したほか、手話のやり方を伝える動画を放映した。 (太字)5 令和5年10月8日手話まつり 手話言語の国際デー(9月23日)に関する取組として、練馬区聴覚障害者協会が主催(練馬区後援)し、手話に関する映画やミニ手話講座等のアトラクションを実施した。(参加人数462人) 6 令和5年10月15日 練馬まつりにおける障害理解の普及啓発 練馬まつりにおいて、練馬区障害者の意思疎通の促進と手話言語の普及に関する条例のリーフレットや「障害者とのコミュニケーションガイドブック」等を配布した。 7 令和5年12月1日(障害者週間に合わせた取組) 障害理解に関する記事の区報への掲載 12月1日号区報において、障害者施設と学童クラブが併設された区立施設を紹介し、障害のある方と子どもたちの交流から生まれる障害の理解について掲載した。 8 令和5年12月7日(障害者週間に合わせた取組) 障害理解に関する講演会(練馬区障害者団体連合会共催) アイメイト(盲導犬)使用者である小山恵美子氏を招き、講演会「アイメイト(盲導犬)と広げる世界」を行った。(参加人数30人) 9 令和5年12月1日〜8日(障害者週間に合わせた取組) 障害理解に関するパネル展 区役所2階通路掲示板において、障害のある方の暮らしや手話、障害者差別解消法などを紹介するパネルを展示した。 10 令和5年12月12日〜15日(障害者週間に合わせた取組) 障害者ふれあい作品展 区内の障害者施設の利用者などが制作した絵画や陶芸などの作品を展示した。(来場者数270人) 11 令和6年1月29日バス事業者に対する合理的配慮の提供等の周知 不当な差別的取扱いの禁止および合理的配慮の提供等について、乗合バス事業者連絡懇談会作業部会で周知した。(バス事業者5社) 12 事業者向け 令和6年2月22日 区民向け 令和6年3月16日 障害者とのコミュニケーションサポーター養成研修 障害者とのコミュニケーションガイドブックを活用し、様々な生活場面で障害のある人が困っているとき、積極的に声をかけ行動に移すことができる区民や区内事業者を「障害者とのコミュニケーションサポーター」として養成するための研修を実施した。(事業者向け:参加人数17人) 13 通年図書館における障害理解に関する取組 図書館(全12館)では、年間を通して、地域住民の障害理解等を目的とした取組を実施した。 (主な実績) ・障害者週間に合わせた障害理解に関する本の企画展示(8館) ・バリアフリー映画会(10館で実施、参加人数約200人) ・手話付きおはし会(5館で実施、約70人) ・アイメイト(盲道犬)の理解に関する講座・体験会(2館で実施、参加人数約40人) 14 通年 障害者地域生活支援センターにおける障害理解に関する取組 障害者地域生活支援センターでは、障害理解に関する区民向け講座などを実施した。 <主な実績> ・民生・児童委員向け障害理解勉強会(豊玉障害者地域生活支援センターきらら)(参加人数約20人) ・音楽ワークショップ(光が丘障害者地域生活支援センターすてっぷ)(参加人数162人) ・精神保健福祉講座(石神井障害者地域生活支援センターういんぐ)(参加人数36人) ・改正障害者差別解消法に関するセミナー(大泉障害者地域生活支援センターさくら)(参加人数52人) 教育機関向け取組 (太字)1 令和5年7月11日、10月1日 小中学校・幼稚園管理職向け研修 区立小中学校の副校長・校長および区立幼稚園の園長・副園長に対して、障害者差別解消法や障害のある人への適切な対応等について、研修を実施した。 2 令和5年12月(障害者週間に合わせた取組) 小中学校図書館における障害理解に関する本の展示 小中学校の図書館で、障害者週間に合わせて障害理解に関する本の企画・展示を行った。(小学校1校、中学校1校で実施) (太字)3 通年 障害理解普及啓発冊子の区立小中学校への配布 練馬区障害者団体連合会が作成した障害理解に関するリーフレット「やさしいまち〜みんながくらしたいまち〜」および区が作成した「障害者とのコミュニケーションガイドブック」について、区立小中学校の児童・生徒に配布されているタブレット端末で閲覧できるようにした。 4 通年 障害理解に係る障害者団体の訪問授業 区内障害者団体が小学校や幼稚園へ講師として訪問し、講義・体験・交流などの授業を行った。 <実績> @車いす体験授業4校 A聴覚障害の理解に係る授業4校幼稚園1園 B視覚障害の理解に係る授業5校 C知的障害の理解に係る授業1校 D重症心身障害の理解に係る授業1校 5 通年 ユニバーサルデザイン体験教室 学校出張型(12校で実施、参加人数約1230人) 小学校において、ユニバーサルデザインやユニバーサルスポーツ体験等の授業を実施した。 学校外編(参加人数33人) 小学校4〜6年生の親子を対象とし、区立施設(区役所1階)を見学し、ユニバーサルデザイン について学んだ。また、障害のある方へのインタビュー等も行った。 区職員等向け取組 1 令和5年4月 新任職員向け研修 障害者差別解消法の内容、障害のある人への適切な対応等について説明した。 2 令和5年11月〜12月 eラーニング研修(全職員対象) 障害者差別解消法(合理的配慮の提供等)の理解を目的としたeラーニング研修を実施した。 3 令和5年7月14日、21日 資源循環センター職員向け研修 練馬区環境まちづくり公社資源循環センター職員向けに、障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明した。(参加人数約100名) 4 令和6年1月31日 区職員向け研修(障害平等研修「DET研修」) 障害当事者がファシリテーターとなり、区職員とファシリテーターで対話を行いながら、社会の中にある様々な「障害(バリア)」を発見し、それらを解決するための行動について考えた。(参加人数15人) 5 令和6年3月26日 新任管理職員向け研修 障害者差別解消法の内容、障害者への適切な対応等について説明する。 6 通年 図書館職員向け講座 障害者地域生活支援センターでは、希望があった図書館の職員向けに、図書館に来館する障害のある方への対応方法など、障害理解促進講座を実施した。(10館で実施、参加人数約300人) 障害福祉サービス事業所職員および区民向け取組 1 通年 練馬障害福祉人材育成・研修センターにおける研修 練馬障害福祉人材育成・研修センターでは、障害福祉サービス事業所職員および区民を対象として、障害への理解や障害者差別解消法に係る研修を実施した。 (主な研修) ・精神障害のある人が地域で暮らすとは ・合理的配慮と障害者差別解消法 ・誰もが安心して暮らすことができるまちへロールプレイで学ぶ失語症のある人との会話技術など その他 1 通年 相談事例の蓄積と活用 区における障害者差別や合理的配慮の提供の相談事例を収集し、障害者差別解消支援地域協議会で報告した。